【富士吉田口五合目−山頂往復 2008.6.1】
大分前に僕の先輩が滑った富士山。いつか行こうと思って忘れかけていたところに、OKUから計画が持ち上がった。富士山はシールは使わずにスキーを担いで登る。いつもの山スキーのようなアップダウンはなく段々急になる斜面をガツンと登るだけなので、つぼ足の方が効率が良い。空気の薄い1400mの登りは体力勝負。10歳若い元気一杯のOKUに大分遅れをとったが、無事外輪山のてっぺんから滑り降りることができた。
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前日に5合目の駐車場に入り翌日日の出とともに出発する。夜はしとしと雨で天気が少し心配だったが、朝OKUの歓声で外に出てみると空はご覧の通り♪ 眼下の雲と共に朝焼けに赤く染まる富士山がとてもきれいだった。 |
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最初は広い砂利道を水平にトラバースして吉田口登山道との合流点へ向かう。ここで標高は2300mくらい。 |
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水平に続く道を離れ、登り気味のトラバース道に入って近道する。吉田口登山道はもう少し先。 |
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吉田口登山道に入り、つづら折りの夏道を登り始める。ここには雪が無いが、吉田大沢はここの少し上まで雪が残っている。 |
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上へ上へとひたすら登る。凸凹の道をスキー靴で歩くのはかなり神経を使う。元気なOKUとの距離がだんだん大きくなる。 |
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ここで標高3000mくらい。前を登る人に習って自分もアイゼンを装着する。この時点で結構フラフラに疲れていて装着に手間取る。アイゼンの前爪が最後の登りで非常に役に立った。 |
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30分ほど登ったところで僕を待っていたOKUと合流。登山道沿いの尾根を登るか沢を直登するか議論。王道は尾根を行くべきかもしれないが、時間も体力も無いので他の登山者と同様に沢をつめることにした。 |
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出発した途端にどんどんOKUから引き離される。持ってきた水も飲みつくし足取りの重い自分とは対照的に、ヤングガンOKUは他の登山者をごぼう抜きしてあっという間に点になった。 右の写真はOKUが上から撮ったもの。自分はここよりも更に下で息を切らしていた。 |
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頂上目指して最後の登り。 「後少しですよ。がんばってください。」 OKUの声で最後の力を振り絞って直登する。OKUが到着して1時間経ってからようやく自分が到着した。やっと着いたよおかあちゃ〜ん(>_<) |
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記念撮影タイム。左の写真のOKUの後ろは最高峰の剣ヶ峯。富士宮口からのボーダーとスキーヤーで賑わっていた。 |
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左の写真が登ってきた吉田大沢の源頭。 僕らはラストで滑り始めた。 |
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そしていよいよ待望の滑降開始!
重いアルペンスキーを担いできた甲斐があった。 ![]() |
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広大な斜面を自由自在に滑る幸せ。 たまった疲れで太ももがつりそう。。。 |
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疲れを知らないOKUはさらに快調に飛ばす。
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広大な斜面が1000mにもわたって続く。さすがに下の方は雪が切れているのでところどころスキーを脱いだが、雪の着いている箇所をつたっておおむねトラバース道近くまで滑り降りることができた。 |
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ここで今シーズンの滑降終了。駐車場に戻って他のボーダーグループとあいさつする。 「良かったですね!!」
おたがい自然と笑みがこぼれた。 |
(更新年月日;2011.8.14)
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