【妙高杉ノ原スキー場−妙高外輪山尾根(2320m)−笹ヶ峰林道
−妙高杉ノ原スキー場 2008.3.30】 毎年恒例にしたいと思っている春の週末バックカントリーツアー。今年は4人が集まって妙高の山を滑ることになった。前日は早朝に現地集合して小雪のちらつくパッとしない天気の中、赤倉の前山・滝沢尾根コースを滑った。
三田原山への入山に使う妙高杉ノ原スキー場は、1ヶ月前の大規模な雪崩の影響で一番上の第3クワッドリフトが営業終了していた。そのため登りに時間がかかることと、雪崩の現場を通過することで行くかどうかは慎重に判断する必要があった。幸い朝、赤倉の宿で目が覚めると外は晴れていた。天気は徐々に下り坂だがしばらく持ちそうだったので、三田原山へ行くことに決めた。結果、予定通り順調にコースをこなし、この時期にしてはなかなか良い新雪を楽しむことができた。 |
ゲレンデ入り口で出発準備。ゴンドラに乗るつもりだったが、チケット売り場のお姉さんからリフトを2本乗り継いだ方が安くあがるとのアドバイス。ここからもう少し下の三田原第1高速クワッドリフト乗り場へ向かう。 |
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三田原第2リフトの終点からツアー開始。僕たちの他にも2〜3パーティいて、行く方向にトレースがあった。しばらくはゲレンデ沿いに登る。この時はまだ雲がほとんど無かった。 |
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誰もいない林道コースを進み、誰もいない中斜面のスロープを登っていく。(先行パーティのトレースはあった。) |
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平たくなったところで一旦休憩。あと少しで第3リフトの終点。 前方の山が目指す方向、その右側の凹んだところが雪崩の起こった急な沢。よく雪崩の起こる箇所として有名だが、今年は特に降雪が多かったせいか、ゲレンデ上部まで飲み込んでしまった。 |
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問題の沢の入り口からゲレンデ上部を振り返る。斜めにしなったダケカンバが雪崩の跡を物語る。枝が折れているところもあった。 |
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一人ずつ慎重に沢を渡り、尾根に取り付けばあとは比較的なだらかな登り。滑るのに快適そうなスロープが続く。 |
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沢から小一時間も登ると妙高山の外輪山に出る。尾根沿いにもう少し進むと三田原山の頂上だが、天気が下り坂なので今日の登りはここまで。 |
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シールにごっぽり着いた湿雪をかき落とすTMD先生。しかしそのことを全く感じさせないサクサクしたペースで先頭を登っていた。 |
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妙高山をバックに記念撮影。その後TMD先生の指示で担いできたビールを回し飲み。 ありがたいお言葉を賜る。 「酒の一滴は血の一滴。」(笑) |
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いよいよ待望の滑降。バックカントリーの滑りはいつも一発勝負、入念に準備する。だんだん空は雲に覆われ、雪がちらつき始めた。 |
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オープンバーンの滑り出しは快適な新雪! 「けっこういい雪(by TMD先生)」
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下りるにしがたい段々と木が多くなる。一様に南へ向かって下がってゆく地形では、ふもとにある「晴れマーク」の雪原を方角の目印にする。 |
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なだらかな斜面でスノーボードのOKUが苦戦するのが少し心配だったが、下部へ下りても雪質はそれ程悪くなく、まだまだ板が走る。
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平らになったろところでコンパスで方角を確認しながら進むと笹ヶ峰林道に出る。雪上車が通った跡がくっきりあったのですぐに分かった。あとは林道沿いに進む。 |
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無事ゲレンデの中腹に出てゴール。この後のゲレンデの滑りの方が太ももに応えるハードラン。硬い斜面はテレマークにはキツかった。 |
(更新年月日;2008.08.30)
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