鍋倉山
【温井−鍋倉山往復 2009.4.4】


 できるだけ大人数でのツアーを年に1回はやりたいと思っている僕は、年が変わる頃には春山ツアーの計画を立て、知ってる限りの雪山仲間を誘う。いつもは自分の出身大学のワンゲルOB(4回生以上)に声をかけているが、今年は2回生も興味を持ってくれた。さらに昨シーズン丸々お世話になったOKUもカトリエさんを連れて参戦。人数が増えるのは大歓迎だけど、初顔合わせが多いのでちょっと心配になった。そこで雪山のエキスパートTMD先生にお願いして、東京から強行日帰りで参加してもらった(ありがとうございました)。


 大阪から学生を連れ、予定どおり豊田飯山インターの近くで他の3人と合流。登山口へ向かう前に準備を整える。空は雲が厚くて気温が高い。天気はもつかなあ。。。
道の駅「ふるさと豊田」
ビーコン動作チェック 一列で入山
 温井の集落が登山口。ここから先の道路は除雪されていない。バックカントリーをやる人にはそこそこ有名な鍋倉山。既に車が3台ほど止まっている。先行パーティーのトレースを辿って入山。しばらくは林道と合流したり離れたりしながら山の方角へ真直ぐ進む。

 田茂木池周辺は平らな雪原。正面に見える鍋倉山の尾根のとりつきに水車小屋があるので、最初はそこを目指す。
沢沿いに広がる平地

 水車小屋に到着。ここから尾根沿いの登りになる。小屋の真左が南尾根、もう少し沢沿いに奥へ進んでから左へ入るのが北尾根。どちらも似たようなコースレイアウト。「どっちでもいいなら近いほう」ということで、僕らはダイレクトに南尾根を登ることにした。
小屋に着いたら作戦会議
山登り開始 ガシガシと登る
 最初の登りが一番急。他の登山客に混じってスキー組はジグザグに、ボード(スノーシュー)組は直登で高度をかせいでゆく。


 もう雪解けが進み雪はかなり締まっている。ベテランは難なく登れるが、まだ山スキーに慣れない2回生はちょっと手こずっている。いろいろアドバイスしたくなる一方、習うより慣れてほしいなとも思う。どんなやり方でもいい、登る技術、滑る技術は「できる」ことがいつでも目標なのだ。
TMD先生のレクチャー

 最初は急だが尾根はだんだんなだらかになる。2回の休憩を経て、もうすぐ山頂。
あと少し
回して回して冷やせ冷やせ 乾杯よーい!
 そして山頂に到着。OKUと僕の持ってきた缶ビールを合わせると、ちょうどメンバーの数と同じ7本! 同じことを考えていたに違いない。


何がある? かわい〜
 だんだんメンバーが一ヶ所に集まって騒ぎ出す。何か見つけたようだ。行ってみると、そこにはモグラのような生き物が。ヒミズ(日見ず)という生き物だと後でOKUが教えてくれた。みんな撮影しまくったせいで今回のツアー写真の半分はヒミズの写真になってしまった。


これから滑る斜面をのぞきこむ
 もと来たルートを戻るのが今回の計画だが、帰るにはまだ時間があるので、おいしそうな斜面を一度滑って山頂へ登り返すことにする。北斜面が木が少なく一番楽しめそうなので、ここで撮影会をすることにした。
アッキー シンシア
 斜面の途中に立ってメンバーの滑りを撮影。雪が重〜いので2回生にはちょっとむずかしい。。。

OKU カトリエ
 悪雪の中でも経験豊富な2人は慣れたもの。

TMD先生 どか〜ん!
 こちらの2人も問題なし・・・ か?

バックは関田山脈の尾根
 ひと滑りしたら山頂へ戻る。ほんの10分の撮影会の後に45分の登り返し。滑りはいつも一瞬。

 天気はいまいちでもお約束の記念撮影。例によって全員集合してもらいます。
記念撮影

 山頂からの下りはまとわりつく重い雪に相当手こずり、ふもとに着くまでたっぷり1時間半かかった。多分前の日に雨が降ったのだろう。テレマークスキーもっと練習しないとなあ。。。
湿雪と格闘

 ゴール間近になると雪がまばら。土が見えた田んぼのあぜ道で板を脱いで、あとは徒歩。終わってみれば雨は時折ぱらつく程度で天気はもってくれた。みなさんおつかれさまでした。
一人づつ板を脱いで下りてくるのを見上げる
貸切状態の民宿で打ち上げ

(更新年月日;2009.9.13)

トップページへ