ユーコン野生動物保護区

 この地域とその周辺の野生動物を保護し、一般向けに公開している。ホワイトホースに来たときの定番の観光スポット。ちょうど日本人の団体が来ていて、お客さんの半分以上が日本人だった。入場料18カナダドル。ガイド付きのバスツアーもあるが、3〜4kmしかないので、歩いて回ることにした。

保護区の地図。右下の部分が出入り口。八の字状の通路の周辺の柵で囲われた部分に、保護動物がかくまわれている。

ムース(ヘラジカ)の角。通路のあちこちに生え変わった角が落ちている。
自分のしっぽを枕にして寝るアカギツネ。足を1本なくしている。

シロイワヤギ。
 前半は柵からかなり遠くにしか動物が見えなかった。ルートを半分消化したところで受付のおじさんと再会。柵があるので、うっかり口を滑らせて、「閑散とした動物園みたいだね。」と言ってしまう。「まあ、似たようなもんだね。」と拍子抜けの回答。でもその後に、人間が触れることで人間由来の感染症が広がり、3〜4匹の動物が死んだという話をしてくれた。絶滅しかけの動物を保護し、繁殖して野生に返すのがここの役割とのこと。なるほど、動物園は一つの側面に過ぎないわけね。だから「保護区(Preserve)」なわけだ。その後は結構近くで動物を見ることができた。


シロイワヤギ。ちょうど毛が生え替わりつつある。抜け落ちた毛はリサイクルされているらしい。

角が立派なビッグホーンのオス。

ビッグホーンのメスの群れ。

ホッキョクジリス。北アメリカは公園とかに行くと普通にリスがいたりする。

シンリンバイソン。

角の無いエルク。冬が近づくと角が落ち、冬の終わりに新しい角が生え始める。

 動物の様子は動画でも撮りました。


 おしまい

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(更新年月日;2023.10.9)