夜にみぞれが少し降った。朝になると、頂上付近のガスがだんだん濃くなってきたので、停滞して様子を見ることにする。 |
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やがて雲は空全体に広がり、ふもとの空も若干暗くなった。でも風は弱く、大崩れする気配は無い。 |
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結局、ガスがだんだん取れてきたので出発を決める。結果的に午後には快晴になってラッキー。 |
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キャンプ地からShastinaの頂上は見えている。だから目標に向かってまっすぐ登るだけ。急斜面なのでシールは使わずアイゼンで。滑落に備えヘルメットもかぶる。 |
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調子よく高度をかせぐが、うかつにも途中でストックを1本斜面に流してしまう。
冷静なryoさん、「帰りに滑る時の通り道だから、拾って帰りましょう。」 片手ストック、片手ピッケルで登り再開。 |
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Shastaの見える尾根上に出ると平らになる。ここで後から登ってくるTMD先生を待つ。 |
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写真の背景はShastaの頂上。ここから見ても相変わらず大きく見える。尾根から先はゆるやかな登りを一投足の距離。スキーはこの近くにデポしていく。 |
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尾根に出ると、さすがに少し風が強い。みなつりさんが先頭に立ってShastinaの頂上を目指す。 |
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エビの尻尾で覆われたShastinaの頂上。富士山と同じぐらいの標高3758m。狭いので、代わりばんこで一人ずつ頂上へ。一番高いところは狭くて登れないので手でタッチ。 |
明日登る予定のShastaのピークを眺める。ここからでも相当遠い。しかも左手は急な氷河。しかしガイドブックはこのルートを通っている。 「う〜ん、ちょっとこのルートはないやろ。」 |
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広いスキーのデポ地点に戻って滑降の準備。雪はゆるんで滑るのに危険はなさそうだがストックは1本だけ。慎重に滑らざるを得ない。 |
勢いよくドロップするryoさん。例によって写真を撮り合いながらの滑降。 |
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説明のいらない絶景が広がる。 |
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登りで落とした片方のストック、こんな広い斜面で見つかるのだろうか、と不安になったところで発見。無事回収できて一安心。 |
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これでみんな存分に滑れる。豪快にターンを刻みながら落ちていくみなつりさん。 |
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でもだんだん雪が固くなってきた。日が傾き始めたからだろう。 |
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「あーもう、なんやねん、この板は〜」 TMD先生のレンタルスキーはかなり滑りにくい様子。 たぶん固めの斜面にロッカースキーのエッジがうまくかからないのだと思う。板が長すぎるようにも見える。 |
キャンプ地近くまで下りると、こんどは湿った重い雪になる。この直後、「イタツカミ」に足をとられて転倒した。 |
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あそこの喉もとを通過すればテントのあるHidden Valley。 |
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無事キャンプ地に到着。おつかれさまでした。 |
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左の山は今日滑ったShastina。右の山の向こうに明日登るShastaがある。 ryoさんの黒いヘルメットの上に付いているのは小型のビデオカメラ。滑りながら自分の目線で撮影できる。帰国後日本でもあちこちのお店で見かけるようになった。自称道具マニアのryoさんはいつも流行を先取りする。 |
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すっかり天気が回復したので、夕焼けを見ながらの夕食。TMD先生は明日はスキーは置いていくと言う。TMD先生にとってはレンタルスキーは文字通り無用の長物状態。 明日の天気も良さそうだ。明るくなったらすぐ出発しよう。 |
(更新年月日;2015.3.29) |