ゲレンデ練習メインのつもりだったけど、妙高でしんしんと積もる雪を見ているとやっぱり山に入りたくなり、30日はポンツーンを履いて赤倉の前山滝沢尾根へ、31日はニューノーマルを履いて杉ノ原スキー場上部の外輪山へ妙高山を見に行ってきた。
ポンツーンは登りラッセルも滑りも全然板が沈まず、ロッカー+スーパーファットの威力を思い知らされた。板自体はかなり重いのだけれど、深雪の上に立ってしまえば驚異的な浮力のおかげで重さを感じさせない。滑りの際も、何も考えずいい加減に荷重しても操作できてしまう、とってもファジーな板だった。
ニューノーマルも相当浮力のある板で、トップが全然引っかからず調子良く走ってくれる。ただ、凸凹した斜面では前後のバランスをとるのがちょっと難しく、板の短さを感じてしまう。強く踏み込むとトップが浮き上がる構造のせいで、余計に短く感じてしまうのかもしれない。あと、TLTビンディングの扱いに慣れなくて、つま先の金具の締め付け不足で登る途中に何回か外れて少し戸惑った。まあこれは使っているうちに慣れるだろう。この子たちに合わせた登りと滑りを身に付けたい。
昨シーズンまでテレマーク1台で精進してきましたが、色々な事情で僕にしてはめずらしく物欲が爆発、アルペン山スキー2台とそれぞれのシール、兼用靴(山スキーブーツ)1足を揃えて今シーズンに臨むことになりました。
左から順に、
ブーツ; Scarpa Maestrale (アルペン用)
スキー; K2 Pontoon 179cm / ビンディング; Marker Baron
スキー; Bluemoris New Normal 160cm / ビンディング; Dynafit TLT Speed
スキー; Atomic Diran 170cm / ビンディング; Black Diamond O3
ブーツ; Scarpa T3 Plusfit (テレマーク用)
ポンツーンは深雪専用、ニューノーマルはオールラウンド、テレ板ディランは春スキー用と使い分ける予定。横から見ると逆ベント=ロッカースキーのポンツーンとノーマルキャンバーの他の2台との違いがよく分かる。ロッカースキーはほとんど履いたことがないので、滑るとどんな感覚なのかが不安でもあり楽しみでもある。しかしゴルフクラブのように山に持っていくスキーを選ぶようになるって、大人の道楽だなあと自分でも少しあきれる。さて、あとはツアー計画を妄想しながら雪がしっかり積もるのを待つとしよう。。。
6/4/2011 富士山(須走口から不浄流し)
みなつりさんと、みなつりさんの友人のスノーボーダー、たかやさんの富士山を滑る計画に乗っけてもらって一緒に滑ってきました。
不浄流しは富士宮口からのアクセスが一番近いけど、地震の影響で日中しか富士宮口5合目に入れないとみなつりさんが教えてくれ、須走口からの往復になった。体調は万全でも、3年前に登った時と同じく空気の薄い中での最後のひと登りがホントにつらかった。不浄流しの滑り出しはクラストした硬い「ナニコレ雪」だったが、下ると緩んで快適なザラメ雪に変わり、3年ぶりに山で納得のいくテレマークスキーができた。今シーズンは深雪に苦戦して思うように滑れなかったけど、シーズン締めくくりの今回は、天気に恵まれ、たのもしいメンバーに恵まれ、気分良く終えることができて満足。アルペン山スキーをそろえつつあるけど、来年も春はテレマークで出かけてみようっと。
→写真と記録はコチラ。
みなつりさんブログ(記録)
たかやさんブログ(近況報告)
4/30/2011 妙高 火打山
maoyukiさん、1月に白川郷の山中で会ったみなつりさんと3人で笹ヶ峰から火打山へ登り、鍋倉谷を下りて来ました。天気は晴れの予報だったのに、見事に外れて濡れネズミになってしまいました。。。
登るにつれ雲行きが怪しくなり、山頂付近では耐風姿勢をとらないと体ごと飛ばされそうな暴風と横殴りのみぞれ。あと10歩の距離で10分以上かかった気がする。本当は無理しない方が良かったのだろうけど、悪天候の中でも続々と山頂を踏んでいく他の登山者に引っ張られて何とか登り切った。気温が高く雪はゆるんでいたので、ベチャ雪好きの自分には滑りは意外と楽しめたが、谷を下りた後の林道トラバースで今度は雷雨に遭ってしまい、すっかり体が冷えてテンション↓↓。そんななかでも始終ニコニコしている同行2人の姿を見ると、この人たちホントに山スキー好きだなあと変に冷静に思ってしまう。まあ傍目から見れば自分も同類なんだろうけど。
maoyukiさんブログ(記録)
みなつりさんブログ(記録)
2/19/2011 平湯尾根〜金山岩
今シーズンから数年ぶりに山スキー再開のカゲローと、maoyukiさんを誘って金山岩へ。平湯温泉スキー場のふもとから登り、平湯尾根を金山岩へ。下りはワサビ谷中央尾根を滑ってきました。雲ひとつない快晴と深雪に恵まれ、パウダースキーを満喫できました。
記録はmaoyukiさんのブログへ
1/15/2011 白川郷〜帰雲山
再びmaoyukiさんのおさそいで、白川郷の裏山で豪雪の中10時間ラッセルを楽しんできました。
maoyukiさんのメール
「滑りを楽しめるオープンバーンはほとんどなく、上り下りともラッセル地獄となるでしょう。」
こんな話を聞いて山に行きたがるのはマゾか変態ぐらいだと思いつつ、どちらも当てはまる自分は気合を入れて参加。ところが他にも単独行の方、9人パーティと山中で合流。一列になってラッセルを協力したおかげで、登りのトレースが消える程の豪雪の中でも何とか帰雲山にたどり着くことができた。と言っても、12人の中でたぶん一番若いであろう自分はラッセルであまり貢献できず。ファットスキーを装備した気鋭の方々にしっかり甘えてしまった。天気は悪いとはいえ、一応視界があり風も弱かったので、悪条件の中での読図やスキーの扱いなどいいトレーニングになったと思う。へそまでもぐるパウダースノーの滑りは一瞬味わっただけでも病みつきになりそうだ。
詳細はmaoyukiさんのブログへ
(Updated;9/3/2012)